優先座席

帰りの電車で、つり革に掴まり帰宅の途中。
目の前の優先座席を見下ろすと右端には松葉杖を持った男性が座っていた。真ん中では若い女性が眠りこけている。左端にはこれも若い、そして多少ぽっちゃりな女性が、とても真剣にすごい速さで手元で何かを書いている・・・と思ったら一心不乱にNINTENDO DS脳トレをしていた。


もうね、きみね、脳のトレーニングはいいから。席から立ってそこでスクワットでも100回しなさいと。
そうツッコミたかった。


なんというか優先座席は老人や体の不自由な人の為のもので、「健康な人には肩身の狭い空間」というようなイメージがあって、自分が座るとしたら「もう限界!」ってぐらい疲れてる時ぐらいかなと。そこで若いふくよかな女性が目を見開き一脳トレに没頭する姿に、そこはかとない違和感を覚えたのでした。

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ところで、この優先座席の英字表記、「Priority seat」は、相当変な英語らしい。Priorityは時間的、重要度的に優先、というニュアンスが含まれてるんで、確かにオカシイ。

日本語でいうところのこの辺りと同じような面白さなんだろうか?
こんなものを突きつけられたらすごく苦しい。英語圏の人々も電車の中で窓を見ながら苦しんでいるのかもしれない。